こんばんは🌙
深夜の図書館へようこそ。
この時間は、静かな図書館で一冊の作品を紹介するコーナー。
滅びの街のエトランジェ -Etranger in the city of doom-
そんなミステリアスな導入から始まる本作は、濃いストーリーそして、多数のイベントを組み合わせた作品です。主人公は何も知らない無垢な少女。旅の中で様々な人物と出会い、世界の仕組みを知り、少しずつ成長していきます。
今回は実際にプレイした感想を含めて紹介していきます。
作品紹介
物語は、謎の施設で目覚めた少女から始まります。
自分が何者なのかも分からず、記憶も常識もない状態のまま施設を彷徨い、外へ出る主人公。そこに広がっていたのは、空に島が浮かぶ謎の大陸でした。周囲には人の気配がなく、あるのは滅びた町だけ。そこで主人公は、眼帯をつけた少女リキルと出会います。
リキルは少女の面倒を見て、彼女に「ティオ」という名前を与えます。
排泄の仕方すら知らないティオに生活の基本から教えながら、二人は少しずつ交流を深めていきます。やがてティオは、リキルから聞いた「天使の国にいる姉」を探すため旅に出ることを決意します。
しかし天使の国では、人族は奴隷のような扱いを受けているという。
天使の国へ行くには、四方にある塔を攻略して四つのクリスタルを集める必要があります。こうしてティオは、空に浮かぶ天使の国を目指して冒険へと旅立ちます。物語は大きく、地上の冒険・欲望の街ダルメニア・天使の国という三部構成で展開されます。
キャラクター
ティオ(青髪)
本作の主人公。記憶も常識もない少女で、性知識もほとんどありません。そのため行動やリアクションが非常に素直で、時には大胆。旅の中で様々な経験をしながら、少しずつ成長していく姿が描かれます。
リキル
ティオを助けた眼帯の少女。見た目はミステリアスですが、性格は明るく面倒見の良い人物。ティオの世話を焼きながら、旅のきっかけを与える重要キャラクターです。主人公との関係は非常に近く、本作の百合要素の中心となるヒロインでもあります。
サブヒロイン

物語が進むと、特に第二部の舞台となる「金と欲望の街ダルメニア」で多数のキャラクターが登場します。この街では、天使による支配・人族のレジスタンス・スラム社会・娼館などの様々な勢力が存在し、多くのサブヒロインとイベントが発生します。
世界観
この世界では、天使が強い権力を持っています。地域によっては、人族は奴隷のような扱いを受けており、社会的な格差が非常に大きい世界です。
特に第二部の舞台となるダルメニアでは、天使の横暴な支配・人族のレジスタンス・貧困層が暮らすスラムなど、かなり混沌とした社会構造が描かれています。
この街に到着してから物語は大きく動き始め、ティオは多くの人々と出会いながら成長していきます。また物語には多くの伏線があり、ティオの正体・リキルの眼帯の秘密などは終盤まで明かされません。
そして本作は、一度エンディングを迎えた後の展開も大きな見どころとなっています。
ゲームシステム(WWA風パズルRPG)
ゲーム部分は、WWA(World Wide Adventure)風のパズルRPG。ダンジョンでは鍵、アイテム、モンスターなどをうまく利用しながら攻略していきます。
戦闘は非常にシンプルで、HP・攻撃力・防御力の計算によって瞬時に勝敗が決まる仕組み。そのためどの敵を倒すか、どの順番で進むか、鍵をどこで使うかといった戦略が重要になります。
ダンジョンは全17ステージあり、1つのステージは約10フロア程度。さらに攻撃反射ギミック、ジャンプ移動、謎解き特化ステージなど、通常のWWAとは違ったギミックも多数用意されています。
パズルゲームとしての完成度はかなり高く、突破できたときの達成感は非常に大きいです。
エロイベント
主に、ヒロインたちとの百合イベント
ダンジョンのエロトラップ

町で発生するイベント



などに分かれます。主人公は性知識がほとんどないため、イベントでも独特のリアクションを見せるのが特徴です。
多くのイベントではドットアニメーションも用意されており、シーンの演出もしっかり作られています。また回想イベントは90以上とかなりボリュームがあります。
気になった点
プレイしていていくつか気になった点もありました。まず、RPGとしての成長要素が少ないこと。ダンジョンに入るたびにレベルがリセットされるため、レベル上げや装備収集などの楽しみはほぼありません。
また、淫乱度が一定以上の状態でダンジョンをクリアするとゲームオーバーになる仕様があります。時間が巻き戻る形で再挑戦になるため、苦労してクリアしたダンジョンをやり直すことになる場合もあります。
エロイベントの配分にも少し偏りがあり、町イベント解放後に多くのシーンが一気に見られてしまう点も少し気になりました。
まとめ
ストーリー、ゲーム性、イベントのバランスが良く、WWA風パズルRPGとしてかなり完成度の高い作品でした。特に、パズルとしての戦略性、ティオの成長物語、百合要素、無知エロこのあたりが魅力的です。
ダンジョンのギミックも非常に工夫されており、解法を見つけたときの達成感はかなり大きいです。ややシステム面の粗さはあるものの、全体としては非常に楽しめる作品でした。物語も続編を期待させる終わり方になっており、今後の展開にも期待したいところです。
気になった方は、ぜひ一度この物語を手に取ってみてください。それではまた次回、
深夜の紳士図書館でお会いしましょう。
おやすみなさい。
作品情報(DLsiteで販売中)
滅びの街のエトランジェ -Etranger in the city of doom-





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